略奪したい
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略奪したい…自分の欲望を受け止めきれないそんな時は
頭では「いけないことだ」と分かっているのに、心の奥底から湧き上がってくる、激しい独占欲。好きな人を「略奪したい」という、抗いがたい欲望に、自分自身でも戸惑い、苦しんでいるのではないでしょうか。
罪悪感、嫉妬、焦り、そして純粋な愛情が入り混じったその感情は、あまりにも強烈で、一人で受け止めるには重すぎるかもしれません。「こんなことを考えてしまう自分は、なんて醜いんだろう…」と、自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。
しかし、その欲望から目を背け、無理に蓋をしようとしても、かえって苦しみは増すばかりです。
そんな、自分自身の激しい欲望を受け止めきれない時、どうすれば良いのでしょうか。
■STEP1:まずは、その「欲望」を否定しないこと
最初にあなたがすべき最も重要なことは、「略奪したい」という自分の気持ちを、否定せずに、ただ認めてあげることです。
「私は、あの人を略奪したいと思っているんだな」
善悪の判断は一旦、脇に置いてください。良い感情も悪い感情もなく、ただ「そういう感情が、今、自分の中にある」という事実を、客観的に認識するのです。
感情に蓋をしようとすると、それは抑圧され、より歪んだ形で噴出してしまうことがあります。まずは、自分の中の“怪物”の存在を認めて、向き合う準備をすること。それが、自分を取り戻すための第一歩です。
■STEP2:安全な場所で「欲望」を言葉にする
自分一人で向き合うのが難しいと感じたら、そのドロドロとした感情を、安全な場所で言葉にして吐き出すことが非常に有効です。
ここで重要なのは、相談相手を間違えないことです。友人や家族に話せば、非難されたり、関係が壊れたりするリスクがあります。
【おすすめの相談先】
プロのカウンセラー: 守秘義務があり、あなたのどんな醜い感情もジャッジせずに受け止めてくれます。対話を通して、あなたが欲望の源泉に気づき、自分自身を理解する手助けをしてくれます。
専門の電話相談: 匿名で、顔を見せずに話せるため、より本音を吐き出しやすいかもしれません。「略奪愛」など、専門のカテゴリを設けているサービスもあります。
言葉にすることで、頭の中が整理され、客観的に自分の状況を見つめ直すことができます。「話すだけで、少し楽になった」と感じるだけでも、大きな進歩です。
■悪い気持ちも、アナタの気持ち
「略奪したい」という激しい欲望は、あなたの一部です。それを無理に消し去ろうとするのではなく、まずはその存在を認め、なぜそう思うのかを深く見つめ、安全な場所で言葉にしてみましょう。
自分自身の欲望と向き合うことは、辛く、苦しい作業かもしれません。しかし、そのプロセスを経て、あなたはより強く、そして魅力的な人間へと成長することができるはずです。自分をコントロールできないと感じた時は、ためらわずに専門家の力を借りてください。